2012-03-28 第180回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号
ウリミバエの話からイモゾウムシも、ああ、ここにいらっしゃいますか、農林省はいらっしゃいませんね。じゃ、これもうやめますが、復帰後、いち早く沖縄からイモゾウムシとかそういうものを駆除していこうと、そうすれば、亜熱帯のその特色ある農産物が全部そのまま本土の市場にも送り込めるというふうに考えたからであります。 さて、皆さん、附帯決議の二番、ちょっと担当大臣、御覧になってくださいませ、附帯決議。
ウリミバエの話からイモゾウムシも、ああ、ここにいらっしゃいますか、農林省はいらっしゃいませんね。じゃ、これもうやめますが、復帰後、いち早く沖縄からイモゾウムシとかそういうものを駆除していこうと、そうすれば、亜熱帯のその特色ある農産物が全部そのまま本土の市場にも送り込めるというふうに考えたからであります。 さて、皆さん、附帯決議の二番、ちょっと担当大臣、御覧になってくださいませ、附帯決議。
これまでもゴーヤに付くウリミバエですね、この根絶を沖縄と国の研究機関が一緒になって長期にわたって取り組んで実績を上げてきたと、非常に重要な役割を果たしてきたというふうに思います。
ウリミバエという害虫が入って、そしてこのウリミバエを根絶する大仕事が、一九七〇年代、国の農業研究機関と沖縄の農業試験場の皆さんが本当に一体となって、虫をもって虫を滅ぼすという言葉もできましたけれども、それが可能になったんです。 それで、本土にも持っていける、生産者もふえるというゴーヤーのそういう背景には、農業の専門家の国と県の協力関係というのがあったんです。
それで、沖縄の歴史の中で、自然科学の研究と沖縄の産業とをしっかり結び付けた成功例として沖縄県が歓迎しているものにウリミバエの根絶というのがあります。
それはウリミバエの根絶です。 亜熱帯地域の農業というのは虫との闘いでありまして、ウリミバエが存在し、広がっていくために、沖縄のマンゴーも本土に持っていけない、沖縄のゴーヤーも本土に持っていけない。これを何とかしようということで、農林水産省の数名の研究者と沖縄県の農事試験場の研究者が力を合わせまして、ウリミバエ防除事業を始めました。一九七二年です。それが成功したのが一九九三年です。
○近藤参考人 これまた非常に重要な問題ですが、一つその前に、沖縄でも実は、ウリミバエの根絶とかいうことで、原子力の放射線で不妊化処理したものを使って事業をさせていただいていまして、これも原子力の成果と我々は思っておりますので、全然無縁ということではないかと、これは御存じのとおりと思いますが、念のため申し上げて、これも一つの共生の手段と思います。
それから昆虫では、ウリミバエ、ミカンコミバエなど成功事例があります。 このような成功事例があるということに自信を持ちながら、これからいろいろな対策を立てていく上の参考にしていくべきだというふうに考えております。 次のページをお願いします。 では、現在取り組まれているマングースの問題について具体的に考えていってみたいと、御紹介したいと思います。
これもうちょっと抜本的な対策というものが要りますよと私は思うんですが、是非その辺は、沖縄でのウリミバエを撃滅したという実績もあるようでございますから、短期的にやれることと、それからやや腰の要る話と区分けをしながら、もう少し腰を入れてやっていただかないと、これはもう全国的な拡散になってしまいます。もう非常に早いです、これ、私が見る限りでは。ということでお願いを申し上げたいと思います。
○中川政府参考人 ウリミバエが根絶をされたということによりまして、それ以後、将来にわたってこのための防除費が必要なくなるということで、それは時がたつにつれて、経済効果といいますか、コストの節減という面で大変大きな効果があるわけであります。
そういった中で、残念ながら、例えばこのウリミバエ、近くの国々では実はまだ大きな被害を出している、そういった話も出ています。例えば、沖縄県の石垣島、もしくはさらにもっと西の与那国島からは台湾はかなり近いわけなんですけれども、この台湾ではまだウリミバエの被害があるというふうに私は聞いております。
この農林水産業は、いろいろな優位性を生かした農作物の伸びもありますし、復帰後この方、ウリミバエの根絶によってゴーヤーなどが伸びていくし、テレビのドラマにも紹介されるという面もありました。ただ、本当に優位性を生かした農林水産業の振興という場合には、やはり島嶼性と遠隔性、沖縄の場合には本土と海で隔てられている、これは米軍基地に次いで沖縄の産業振興のもう一つの困難な面だと思うんですよ。
○政府参考人(川口恭一君) 私どもは、ブラックバス、ブルーギル等についてウリミバエのような方法で根絶できないかということも検討いたしておりますが、特に魚の場合ですね、現段階では完全に不妊化したものを作るという技術が確立されておりません。したがいまして、直ちに不妊化という方法を適用することは困難でございます。
○政府参考人(川口恭一君) ただいまの御質問でもう一例ございまして、我が国の植物検疫におきまして、ウリミバエあるいはミカンコミバエというものについて根絶を達成した事例がございます。 このウリミバエといいますのは、沖縄あるいは奄美群島におきまして不妊化した雄を放しまして、これは昭和四十七年から平成五年までの二十二年間を掛けまして二百四億円を投じましたけれども、根絶をいたしております。
根絶のために取り組んでおられる種と、今のウリミバエでは根絶できたという事例があるということでございます。ウリミバエは不妊化という手法を用いて根絶に成功したということですけれども、こういうようなものはブラックバスであるとかブルーギルとかいったような魚については適用できるのかどうか、お教えをいただきたいと思います。
復帰後、三次にわたる沖縄振興開発計画に基づきまして沖縄の農業振興が進められてきたわけでありますが、農業用水の確保、圃場整備、草地開発等の生産基盤の整備や、基幹作物であるサトウキビの生産性あるいは品質の向上のほか、ウリミバエ等の特殊病害虫の根絶など、特色ある亜熱帯農業の確立や農業経営の安定に向けた諸施策の推進に努めているところでございます。
まず、お尋ねの中国でございますけれども、我が国が特にその侵入を警戒しておりますウリミバエ、ミカンコミバエ、またイモゾウムシ等の害虫が発生しているということでございます。これらが寄生するおそれのあるカボチャ、キュウリなどウリ科の野菜、トマト、ピーマンなどのナス科の野菜、それからサツマイモなどの輸入を禁止しているところでございます。
また、これまで農業発展の阻害要因となっておりましたウリミバエが元年の十一月で根絶をされたということもございまして、従来サトウキビ一辺倒でございました奄美群島におきましても園芸農業などの振興も図ることができるようになったところでございます。
それともう一つは、ウリミバエについては、御承知のように随分前に、何年度だったかちょっと忘れましたが、駆除策がとられたわけですが、その後、イモゾウムシ、特殊病害虫の発生をどうしてもウリミバエ同様に駆除していきたいということで、三年くらい前からでしたか、久米島で今実験か何かがなされていると思うのですが、これについてはどういうふうになっておるのかな。
ウリミバエとか、農水省の範囲内では極めて効果的な害虫駆除をやった事例もあるわけですね。したがって、性フェロモンを使った方法とかそれから天敵を使った方法とか、いろんな方法が別の分野ではなされています。この分野ではそういう新しい防除方法の開発についての努力はいかがですか。
あと二、三分ありますから、最後に、ウリミバエの技術の国際貢献問題で、私は前から、これは沖縄にせっかくの技術が、蓄積があるわけだから、もっと国際貢献という面でやったらという提案もし、また、農水省もそういうお考えだということでこれまで聞いておったのですが、田名部農水大臣のときにも、ODA面で積極的に活用していこうという方針だということだったのです。
○高木(賢)政府委員 ウリミバエの技術につきましては、平成五年に約二十二年の歳月をかけて達成されたということで、世界的にも例を見ないものとして、諸外国からその根絶技術につきまして強い関心が寄せられております。
先ほど来から補助金のいろいろな問題に至っておられるようでありますけれども、沖縄は他の地域に比べましてまだいまだしという感慨があるわけでございまして、復帰後三次にわたる沖縄振興開発計画に基づきまして、関係省庁とも連絡をとりながら、農業用水源の開発やかんがい施設の整備、また畑地の圃場整備等生産基盤の整備を初め、ウリミバエやイモゾウムシ等の特殊病害虫対策など、沖縄農業、農村の発展基盤の整備を推進してきたところでございます
例えば、ウリミバエの撲滅とか、これは非常にユニークな研究成果ではないかとも思いますし、そのほかサトウキビの優良品種の育成あるいは栽培方法。 それから、基盤整備という面からいいますと、例えば地下ダムの建設、これは沖縄だけがやっておることであります。
また、ウリミバエ等の過去の実態もありますので、撲滅には大変でございますから、どうぞひとつ水際で食いとめる努力を最大限していただきたいと思います。 あと五分しかありませんので、これは関連いたしまして水産庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。
○国務大臣(大原一三君) 約二十年かかりまして、このウリミバエの根絶事業というのは、委員御指摘のように世界的にも高く評価されていると聞いております。 今、御意見がございましたが、その研究生のさらなる増員、特に発展途上国との関係の緊密化等については、今後もなお一層努力をしていきたいと思います。
○島袋宗康君 それから、ウリミバエの技術の海外移転についてお伺いしておきたいと思います。 沖縄県が打ち出している国際都市形成ビジョンの一つに、国際技術協力を掲げ、沖縄の地域特性を活用した亜熱帯農業や環境技術等を通じた国際貢献を図るとして、本年八月に亜熱帯総合研究所を設立する予定であると聞いております。この研究所の研究対象として、例えばウリミバエの根絶技術や赤土除去技術等が挙がっております。